岩手透析ネットとは
岩手県では、東日本大震災(2011.3.11)の時に電話、インターネットを始めとする通信網が
ほぼ寸断されました。
この事から岩手県では災害時に通信不能となった時の最終通信手段にアマチュア無線
(目的外通信の非常通信)が有用であると考えました。
この計画は岩手医科大学泌尿器科・藤岡知昭教授の発案で、大森聡講師が中心となって
日本腎臓財団より補助を受けて進められ、実際の通信では岩手県医師会副会長である
盛岡市のいするぎ医院院長の岩動孝先生(第一級アマチュア無線技士:JH7OLB局)が
中心となって行っています。
県内全ての45透析施設に第四級アマチュア無線技士2名を養成し、アマチュア無線機器
(V・UHF車載機)とアンテナ、停電時に備え自動車のバッテリーを配置し、全ての透析施設
で無線局(社団局)の免許が下りました。
岩手県は広大な面積を有し、山も多い為に無線通信が困難な所もあります。
 県内を九つの医療圏に分け、うち通信の中心となる13施設を基幹施設としました。
 基幹施設には遠距離通信用に短波帯の無線機とアンテナを設置しております。
 アマチュア無線は東日本大震災でも多数の人命救助や孤立地域からの救援要請等に威力を発揮しております。
 しかし、短所としては以下の事が上げられます。
     ・運用するには無線従事者免許と無線局の免許が必用で、誰でも自由に電波を出す事は出来ない。
     ・通信するには、ある程度の通信技術が必用である。
     ・周囲の地形等によって通信距離には限りがある。
 長所としては以下の事が上げられます。
     ・1対1の通信の他、1対多数通信も可能。
     ・多くの局に同時に情報を送信出来る。
     ・途中に中継回線等を介さないので、電波が届く限りは比較的安定した通信が可能である。
     ・目的の局まで電波が届かない時でも、途中の局が情報を伝達も出来る。
 また「音声のみでなく画像等も送信出来る」等があり、通信網が寸断された時に最後に残る通信は漁業無線を始めとする
 業務無線等とアマチュア無線と言われています。
 現在、通信訓練として毎週火曜日と木曜日の15時(短波を含む主に電話、時々電信)に無線通信を行っています。
 また、この活動は日本アマチュア無線連盟非常通信課にも説明・報告し、特に問題無いと確認しております。
 更にアマチュア無線で習得した電子工学・電気工学等の電気的知識は、震災の復旧作業でも役立っています。
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